Lasbian Bar Wの二人のオーナー対談

鈴木優希 to Belle

「Lesbian Bar W」はオナベバーとレズビアンバーのコラボレーションによって実現しました

「Lesbian Bar W」は錦三丁目でオナベバーVenusのオーナーをしている「鈴木優希」と、栄4丁目(女子大小路)で男子禁制のレズビアンバーSENRIをオーナーとして経営している「Belle」とのコラボレーションによって実現し開店した店舗です。お互いに、それぞれ、LGBTQが広く認識される以前からオナベ、レズビアンの水商売の業界の中で生活してきた中で色々な心境の変化と広い人間理解も相まって、こうして、LGBTQの中でもあまり相容れないオナベとレズビアンで新しい価値観の元で新しい認識のレズビアンバーを作ろうと力を合わせました。そんな「鈴木優希」と「Belle」の「Lesbian Bar W」のこと、また、この錦三丁目でレズビアンバーと銘打って店舗を開店した想いを対談しましたのでご紹介を致します。

Belleさんのレズビアンの経験とこれまでを教えて下さい

若い頃から男性のお話相手をする通用の水商売で働いていたのですがレズビアンということを45歳までは隠して働いていました。そして、人生も50歳を目前にしてレズビアンが「何も恥ずべきことではない」し本来的な自分をそのまま出して良いと思い男子禁制の「レズビアンバーSENRI」を栄4丁目で開業しました。レズビアンでも言えない女性も多く本当に苦しい想いを抱えていたり、話せる人もいなくて悩んでしまう女性の気持ちが痛いほどわかることもあって拠り所になれたらとも思ってお店を経営してきました。そして、私が栄4丁目(女子大)で経営しているレズビアンバー「SENRI」にオナベバーVenusの経営をしている鈴木優希さんがご来店して下さって経営者同士で何かできないだろうか?ってお話をするようになったんです。それが「Lesbian Bar W」を開店するキッカケにもなりました。

レズビアンのBelleさんとの出会い

ボクは女性から男性に戸籍を変更したFTM(トランスジェンダー)で、いわゆる「オナベ」で男性としてオナベバーのVenusを経営しているので、レズビアンの人との関わりも多少はありましたが、そこまでガッツリと関わったことはありませんでした。水商売の経営として、もっと新しい経営の仕方、お客様に楽しんで頂けるようなコンセプトを創出しなければと思っているところで栄4丁目(女子大小路)のレズビアンバーSENRIでBelleさんと出会い、そこから経営者同士で何かできないか?と話すようになったんですよね。

オナベバーはLGBTQの中では結構な認知度もあり、お客様はオナベの方々が来るってわけではなく多様ですよね

レズビアンの昔ながらの慣習があって、やはり「男子禁制」が当たり前なんです。「オナベバーVenus」であれば男性、女性、LGBTQ関係なくお客様が「今日オナベで飲む?」ってこともよくあるでしょう。一方でレズビアンバーは男子禁制が当たり前って雰囲気なんです。レズビアンバーはレズビアンだけの空間って感じなんです。でも、鈴木さんのオナベバーVenusはオナベの方々だけがお客様ではないですよね。なぜレズビアンバーはレズビアンだけの世界に限定されてしまっているのか疑問に思ったんです。

Belleさんに言われて気付いたオナベバーの客層の広さ

ボク自身はあまり気づかなかったのですが考えてみると確かにオナベバーのお客様って層が広いのですよ。LGBTQの方々も勿論のことご来店されますが男性のお客様もご普通にご来店されますし、緩やかなレズビアンの女の子も来店されますし、ゲイの男性も、クラブ・ラウンジのママやホステスさん、風俗店で勤務の女の子、とイマドキナ言い方をすると多様性の最先端みたいな感じに自然になっていました。お客様同士も性別的なことで差別しないですし、それ以前に、そんなこと気にしてもいないのですよね。「人」として接して下さるのでボク自身がトランスジェンダーであることを忘れているほどです。

オナベバーVenusおもしろいぞ!と同じように、「レズビアンバーWは面白いぞ!」って言って貰えるようにしたい

レズビアン業界ってどちらかというと、狭いというか閉鎖的という印象が強いと思います。けれども、鈴木優希さんのオナベバーを見ていて、一応のところホストの括りに入るのですから女性をお客様にとっているのかと思ったら分け隔てなくて本当に衝撃的でした。こんな風にできるんだ!と。

錦三丁目で男性も気兼ねなく入れるレズビアンバーって面白いかも

お客様に面白いと思って頂けるかもしれない、と思ってボクもベルさんとお話ていて思ったんですよね。錦三丁目にレズビアンバーはありません。男性のお客様もオナベバーにご来店するような感じでレズビアンバーに行くって、これは新しいことかもしれないと。もっと、もっと性別、セクシュアリティーにとらわれず「人」として知ってもらう為に・・・。

錦に三丁目に「ない」ものをつくる

ある種、挑戦ですね。錦三丁目にレズビアンがやっているバーなんて見たことありませんからね。広告・宣伝にもしっかり力を入れ、たくさんの人に知って頂ける、いわゆる観光バーのように二人の力と経験を合わせて挑戦していきたいと思っています。

Belleさんと、錦三丁目で店舗経営するならできるかも!?

オナベバーでVenusは驚くほど多様性に富んで、性別的な違いなんて誰も意識してないくらいの店舗運営ができて、お客様も何も気にせずにご来店して下さっています。接客力の高がBelleさんと一緒に店舗を運営するなら錦三丁目でもできるかもしれない!と可能性を感じて「Lesbian Bar W」をコラボレーションをしてやっていこうと決意しました。

話が前後しちゃいますが、なんで錦三丁目にしようと思ったのですか?

錦三丁目で三丁目での開店にこだわったのには理由があります。男子禁制のレズビアンバーは栄4丁目にありますが、外国人の方も多いですし、ホストクラブの男の子も多いです。気が弱い人、またはじめて店舗に来ようと思ってくれたお客様にしても不安な気分になるでしょう。昨今では治安が良いとも言えない場所なのです。慣れている私でさえも「注意しないと」と身構えるので、治安が安定している高級歓楽街の錦三丁目がお客様の安全と安心を考えて最も適していると思ったのです。

終電を逃しちゃった!って方も夜中ずっと営業しているので是非ご来店下さい

お客様、また錦三丁目で働いている女の子、男性の方でも終電がない、いわゆる始発待ちでお店を探している方も結構多くいらっしゃいます。また、もう少し遊びたい、飲みたいけれどお店が開いてない!って場合にも錦三丁目の「Lesbian Bar W」を是非、一度ご利用下さい。朝方まで営業をしていますので終電逃した方にも、まだ遊び足りない方も気軽に足をお運びください。

錦三丁目のレズビアンが接客する「Lesbian Bar W」にあなたも是非ご来店下さい

錦三丁目のレズビアンが接客する「Lesbian Bar W」にあなたも是非一度足をお運びを頂けますと幸いでございます。翌5:00までの長い営業時間も「Lesbian Bar W」のウリです。錦三丁目のクラブ、ラウンジ、キャバクラにしても風営法によって1:00にはクローズになります。錦三丁目だけではなく、名古屋駅、金山、今池、など本当に開いているいる店舗を探すのが困難です。しかし、栄、錦、名古屋駅、など錦三丁目の周辺エリアで終電を逃して始発待ちをするお店を探している方もお気軽に「Lesbian Bar W」にご来店下さいませ。

また、レズビアン、ゲイ、性自認が不明、ニューハーフ、オナベの方も大歓迎でございます。いわゆるLGBTQの方々も気にせずにご来店下さい。その点に関する「LGBTQあるある」の話なども、もちろんお話をして盛り上がったり、悩んだりしている方のご相談など気兼ねなくして下さい。また、レズビアンの女の子でも男性の知人・友人を気軽に連れていけるバーをお探しの方、キャバクラ、クラブ・ラウンジの女の子でアフターで使うお店を探している女の子も気兼ねなくご来店下さいませ。